コンサルタントの僕がコンサルタントを雇う理由

 

今日の午後は僕の会社のコンサルティングをお願いしている「じゅういちさん」と3時間ほどミーティングをして、ビジネスの成長戦略と今後やることを議論していた。

じゅういちさんは妻のリクルート時代の同僚で、今は独立してコンサルタントをしている。

自分もコンサルタントで他の会社の経営を支援していて、一人会社で大した売上もない僕がなぜコンサルタントを雇うのか。

 

理由は3つある。他にもあるかもしれないけど、ぱっと思い浮かんだ3つを書く。

 

1.自分の経営を客観視できる

他人のビジネスを客観視してアドバイスするコンサルタントでも、自分のビジネスのことになるとそこには主観が入ってしまう。

完全な他社の目で自分のビジネスを客観視するにはコンサルタントを雇うか、アドバイスをしてくれる誰かを連れてくる必要がある。

ちなみに自分の意見をコンサルタント(のような第三者)にぶつけてフィードバックをもらうことを業界的には「壁打ちする」という。

 

2.知識の偏りをなくす

どんなに博学で経験も豊富な人でも必ず知識の偏りはある。僕も含めて普通の人は知っていることより知らないことのほうが多い。

社内でその知識の偏りが補えればいいが、僕の場合は一人会社なのでそれもできない。社員がもっといる会社でも、同じ会社で働いている限りやはり中にいる人たちの知識には偏りが生まれるだろう。

コンサルタントはその知識の偏りを補う。

1.と2.を合わせて業界的には「他人の頭を借りる」という。

 

3.ペースメーカーになる

自分、もしくは自社のメンバーだけで経営を行っているとスピードに甘えが生まれる。

コンサルタントと定期的に議論したり、アクションプランを設定することでそのスピードの遅れを是正できる。

 

これらのメリットは物として残らないので目に見えにくい。だから多くの経営者は税理士は雇ってもコンサルタントは雇わない。(税理士を雇ってコンサルタントを雇わないということは、車をメンテナンスするときにスピードメーターを一生懸命正確にして、一方でエンジンはボロいままにしているということに似ている)

しかし、実際は上記3つを得られるだけで会社の収益力は大幅にアップする。そして多くの場合、増えた収益でコンサル費用はあっと言う間に回収できる。

 

コンサルタントに業界知識を求める人もいる。そういうニーズに応える「先生コンサルタント」もいるが、コンサルが力を発揮するのはトレーニングされた「考え方」を発揮するときである。

 

また、コンサルタントは社長など経営トップが雇うものだと思っている人も多い。

実際は部長、課長クラスもコンサルタントを雇って意思決定の助けにすれば投資以上のリターンが得られるはずだし、担当者レベルでも個人でコンサルタントを時間買いして企画や営業を改善すれば、年収アップ分で回収できると思う。

 

あなたが何らかのビジネスに関わっていて、全てを自分でやろうとしているなら、コンサルタントを雇うことをお勧めします。間違ってもコンサルタントをやっている友達にタダで何かを教えてもらおうと思わないように。タダでお願いした人から期待するような効果は得られないので。

 

※写真は僕が借りているコワーキングスペースです。ここでじゅういちさんとミーティングしました。